ホーム > プログラム > ニュース

ニュース

金沢仏壇・箔押しと蒔絵のワークショップ

普段は金沢仏壇を作っている工芸士の方々が親切丁寧に、箔押しや蒔絵の技術を教えてくれます。
仏壇にまつわる話も交えて、ぜひ「未知なる世界」を体験してみて下さい。

日時:
下記の表をご覧下さい。
時間:
10:00-12:00 / 13:00-15:00(各回共通)
料金:
¥1,000/回(各回共通)
予約:
必要ありません。直接工芸館へお越し下さい。
                 
2月 体験日 プログラム 3月 体験日 プログラム
2月4日(土) 箔押し 3月3日(土)箔押し
2月5日(日) 蒔絵 3月4日(日)蒔絵
2月11日(土) 蒔絵 3月10日(土)蒔絵
2月12日(日) 箔押し 3月11日(日)箔押し
2月18日(土) 箔押し 3月17日(土)箔押し
2月19日(日) 蒔絵 3月18日(日)箔押し
2月25日(土) 未定 3月20日(火祝)蒔絵
2月26日(日) 箔押し 3月24日(土)箔押し
3月25日(日)箔押し


2012.02.03 Traditional Art & Craft of Ishikawa

「ブツ、ブツ、ブツ、ブツ、ブツダン」展

仏壇の制作には、伝統工芸の様々な技術が使われており、その制作は総合芸術と言っ ても過言ではないでしょう。誰もがいつかはお世話になる仏壇、にもかかわらずあま りよく知られていないこの工芸品を、普段はあまり見る機会のない方々に見て・知って頂きたいと思います。

会期:
2012年2月3日(金)- 2012年3月28日(水)
展示室:
1F エントランスホール展示スペース、2F 第4展示室
作品数:
24点

今回の企画展では、若い世代の方々にも興味を持ってもらえるよう、従来の堅い仏壇 のイメージを払拭するようなタイトルとスタイルで様々な金沢仏壇をご覧頂きます。 ぜひ普段「え、仏壇?」と思っている方々にこそ足を運んで頂きたいと思います。
1Fでは、伝統的な金沢仏壇12点を、2Fでは新デザインの金沢仏壇・厨子12点を 展示し、制作工程と共に紹介しています。石川県の伝統工芸の粋をゆっくりとご覧下さい。

体験とご相談
企画展会期中のすべての土・日曜日には、出展者による蒔絵と箔押しの体験が行われます。
また、来館者の方々の仏壇に関する様々なご質問に答えられるよう、出展者が展示会場に常駐致します。(土・日のみ)仏壇についてのご相談・疑問がある方々はぜひ工芸館へお越し下さい。

体験の日程:時間は各回共通で、午前は10:00-12:00、午後は13:00-15:00です。
体験料は各回共通で、1回¥1,000です。予約は必要ありませんので、直接工芸館へお越し下さい。                  
2月 体験日 プログラム 3月 体験日 プログラム
2月4日(土) 箔押し 3月3日(土)箔押し
2月5日(日) 蒔絵 3月4日(日)蒔絵
2月11日(土) 蒔絵 3月10日(土)蒔絵
2月12日(日) 箔押し 3月11日(日)箔押し
2月18日(土) 箔押し 3月17日(土)箔押し
2月19日(日) 蒔絵 3月18日(日)箔押し
2月25日(土) 未定 3月20日(火祝)蒔絵
2月26日(日) 箔押し 3月24日(土)箔押し
3月25日(日)箔押し


出展者のコメント

● 池田典明((株)池田大仏堂)
室町文化を今に伝えて金沢の地において160年余年。創業嘉永三年(1850年)伝統的工芸品金沢仏壇・仏具製造販売 池田大仏堂です。初代は仏壇木地・宮殿を製造する職人で、2代目より金沢仏壇・仏具を商いし、現在は6代目が事業継承しています。金沢仏壇は伝統工芸品の集大成といわれています。経済産業省指定の伝統的工芸品からライフスタイルに合った新型の仏壇・各宗派の仏壇など多彩な仏壇を製作しております。歴史に甘えることなく、「日々精進」を家訓に伝統からの創造をめざし日々研鑽、努力しています。

● 卯野信彦(卯野屋仏壇店)
近年、仏壇の製造販売に携わる私共はまさに苦渋に満ちた状況にあると思われます。新築住宅にいたっては仏間もなく、マンション、アパート等も増え、仏壇も小型化、金額も安価になりつつあります。また宗教への信仰心も希薄化し、「心の中で参れば充分」「仏壇ではなく箱で良い」「線香、お香を焚いて偲べばよい」と考える人もいるようです。今後、人々に仏壇が必要だと感じてもらうにはどうしたら良いのでしょうか????

● 大竹正信(匠楽 大竹仏壇製作所)
お仏壇は一生に一度のお買いものです。私は、主に、オーダーメード仏壇を制作しています。各宗派に合わせた仏画、お好みの花鳥、誕生花などの蒔絵を施し、世界(日本)でひとつしかないお仏壇を制作いたしております。今回出展の仏壇、70代金沢仏壇は、蒔絵に玉虫の羽を取り入れ、鳳凰図を描いた「鳳凰と玉虫の仏壇」となっております。30代次世代型金沢仏壇は、リビングなどにも合うよう、外観は現代的デザインとし、内観は、金沢仏壇の特徴である蒔絵を中心とした仕上げになっております。ミニ仏壇は、アパート、マンション、都市部向けに制作致しました。

● 定池隆志(定池水雲)
私は金沢仏壇の蒔絵師です。蒔絵以外にも、輪島で修得した技術を生かし、素地、塗り、蒔絵と一貫したもの作りをしています。その内の一つが乾漆厨子で、薄くても丈夫で歪みにくく自由な形が可能な乾漆技法を用いて制作しています。また、大きさや形などお好みのデザインでのオーダーメイドでもお作り致します。乾漆技法は、麻布を漆で張り重ねていく作業の繰り返しで、大変手間がかかりますが手を合わせる心に寄り添い、一つ一つ想いを込めて制作しています。

● 杉林孝幸(杉林仏壇金具)
仏壇は、家庭にあって御仏の大きな心に包まれ、先祖に感謝し、今日一日の無事安泰の感謝をする為、朝夕その前で手を合わせるものですから、心を込めて作業をしています。私の本職は金具製造ですが、今回展示の厨子は、趣味で仏像彫刻をしている人に「仏像を入れるものがほしい」と相談を受け、中の仏像が映える様に、見る人の視線が仏像に工夫として、装飾を省き、天井前面にLED照明を付け、拭き漆仕上げにしました。

● 塗師岡顕治(○常 塗師岡仏壇店)
前三方開仏壇を展示していますが、これは表戸と障子戸が一体型の仏壇です。私は金沢仏壇の道に入って48年になります。1471年、北陸においでた蓮如さんの仏教文化と加賀百万石の前田さんの武家文化を二親に金沢仏壇は生まれ育ってきました。その金沢仏壇に少しですが、携われる事をよろこびに感じます。今回、金沢仏壇の長期間の展示を行い、情報発信の機会をもてる事をありがたく思います。

● 塗師岡政秀(○政 塗師岡仏壇店)
昔から代々、受け継いだ「技」、技法などを様々用いた伝統工法で仕上げ(製作)した一品です。伝統工法を受け継ぎ、現代の住宅事情や居住空間の中にも違和感なく収まる仏壇を考慮し、製作いたしました。

● 林 利一(はやし仏壇店)
「伝統的工芸品金沢仏壇」は、室町時代の伝統を受け継ぎ、加賀藩主前田家の調度品製作の技法の流れを受け継いでおります。伝統と、技術の水準の高さを誇り、かつ上品な美しさをも兼ね備えています。この素晴らしい伝統と技術を先代より受け継いだ私共の彫刻の技術を持って、伝統を守りながら伝統現代感覚を取り入れ、お客さまにご満足いただけるお仏壇に仕上げる事が出来るようにと、日々技術の研鑽に取り組んでおります。

● 平岡髙夫 (平岡仏壇木地)
この厨子は、樹齢300年の欅の用材(長さ90cm、巾30cm)を板にして、柾目使用として作りました。ミニ仏壇としては、巾が狭いので厨子としました。工夫としては、厨子にはない、天井格入室、組物付、須弥壇付、引き出し付きとし、ホゾ組下段板屋根上 引き出し等、蟻組としました。須弥壇は、仏様を置く壇のことを言います。

● 三島純正(三島仏壇店)
三島仏壇店は、約100年前、先代の鉄三郎氏が蒔絵を始めて、後に金沢仏壇を製作しております。蒔絵とは日本独特の加飾技法であり、平安時代にはその技術が確立していたと伝えられています。大まかには、平蒔絵・研出蒔絵・高蒔絵の三つの技法に分けられ、螺鈿(らでん)・平文(ひょうぶん)・切金などとの応用技法も多く存在しています。当店では昔ながらの蒔絵を大切にしつつ、螺鈿を多用した仏壇、又、加賀友禅を取り入れた仏壇なども製作しております。

● 宮田宣義(宮田仏壇)
今回は2本の仏壇を出展させて頂きました。一つは従来の型の金沢仏壇(50代)です。昨今、簡素化されたものが多くなってくるなか、本来の金沢仏壇を作成しました。もう一つは、50代ほどなく、ミニほど小さくなく、豪華さがある仏壇を作成しました。今後ますます仏壇業界にとって厳しさが増していこうとしているなか、消費者の変化に合わせた品物作りに努力し、伝統の維持という事も考えながら、仕事に取]り組まなければならない、まさに伝統と革新が大切な時代が来ているのではないしょうか?

● 山田泰造((有)山田仏具店)
江戸時代末期から明治時代初期にかけて加賀藩の御細工所の流れを汲む技術、技法の復刻と、形の調査をしました。未来に向けてのデザインという観点からと、何百年後にまで伝えたいという事で今回出展しました小型仏壇は、ホワイトオークの無垢材を使用し耐光性に優れた新しい製造技術による本漆を塗り、本金丸粉、ミガキ粉、梨地粉等で堅牢な蒔絵を施し、また金箔は日本産の箔押用漆による擦り漆で二枚重ね貼りとしてあります。

● 米永 章(㈱米永仏壇製作所)
近年、熟練した仏壇職人の高齢化や後継者不足が問題視されております。我が社では歴史ある伝統的工芸品「金沢仏壇」を絶やさぬよう、製作所に手工芸者の育成、技術向上に努めています。昔ながらの伝統を守りつつ、新しい物作りにも挑戦し、業界の発展にも携わっていきたいと思います。

2012.02.03 Traditional Art & Craft of Ishikawa

「Evolution」展

輪島在住の漆作家、スザーン・ロスさんが20年以上に渡って試行錯誤を繰り返しながら編み出してきた独自の技法を、その発想や創造の過程とともに紹介する企画展です。 異なった文化的背景を持つロスさんがどのように漆芸に取り組み、日本人とは別の視点を作品に投影してきたか、どうぞじっくりとご覧下さい。

会期:
2012年2月3日(金)- 2012年3月31日(土)
(チラシのご案内は最終日が3月28日になっていますが、会期は31日まで延長されています)
展示室:
2F 第3展示室
作品数:
20点

作品はテーマごとに4つのグループに分けて展示されています。それぞれのグループ の解説をロスさん自らがしています。作品と合わせてお楽しみください。

film.jpg
展示作品についての作者解説

グループ1

これらの作品は、輪島塗技術保存会を通じて文化庁の助成により制作されたもので、その制作にあたっては重要無形文化材保持者の小森邦衛先生の指導を受けた。研究テーマは、海外での使用に耐えられる漆芸品」で、気候の違いにより生じる歪みや割れ、継ぎ目の剥離などといった従来の制作方法では生じやすい問題を回避するためにはどのようにボディの成形を行えばよいのかという問題を提示した。私は選んだのは以下の4つの方法であった。
1.張り抜き "Every Cloud"

石膏型に12-15層の和紙を張る。型を抜き取ると、気候の変化に左右されないボデ ィが成形される。このボディは軽くて丈夫。ヨーロッパのパピエマシェ(張り子) と同様の技法。
2.乾漆 "Otafuku"

石膏で型を作り、その上に、漆に米粉を混ぜてペースト状にしたものを用いて麻布を貼り重ねる。必要な厚さに達したら、型を外し、その他の部分を成形する。繊維でで きている為、気候の変化にも左右されない。
3.曲げわ "Tray"

この技法は、ヨーロッパをはじめ他の多くの国々でも使われているが、薄板を型に沿って曲げていく事により成形する。この技法の利点は、木を薄い板状にし、継ぎ手の部分を接着するという成型方法のため、木の質感を残したまま、本来木が持っている撓もうとする性質を抑制する事が出来るという点である。
4.挽物 "Tiered box"

堅く、よく乾燥させた木地目の詰んだ柾目の木をろくろで挽いて成形する。継ぎ目がない為(一つの木材から挽く為)、堅牢なボディを成形する事が出来るが、気候の急激な変化により撓んだり割れを生じる事もある。その為、素材となる木の選択を注意深く行い、表面全体に麻布を着せて強化する事で、ある程度それらを防ぐ事が出来る。更に強度を増す為、この重箱には太めの綿糸が巻きつけられている。


グループ2

最初にレースを使ってみようと考えたのは、友人への結婚のお祝いとしてペアの椀を制作しようと考えた時だった。ペア椀は、どちらも同じ大きさと形ではあっても、それぞれ見分けがつくようにしたかった。そこで、通常は強度を増すために麻布でする縁の布着せをレースでしてみる事にした。女性用の椀には、高台にもレースを貼った。レースの効果が非常に面白かったので、様々な作品に応用してみた。(MP3 player holder)その後、使用に耐えられるような強度を持ったレースを使った作品が作れるかどうかを試してみようと思い、ブローチを作ってみたが、レースの縁の処理に満足がいかなかった。そこで、レースの縁をしっかりとさせるために、縁に沿って細い麻糸をつける事にした。レースの香合)レースの幅と丈夫さには限度があるのでレースだけで、大きな作品を作ることは不可能だが、乾漆で小窓を開けたボディを成形し、そこにレースを嵌め込んで大きな作品を作ってみた。(Shadow and Light)


グループ3

これらの作品は私の母国、イギリスの文化に触発されて制作した作品である。海中に沈んだ財宝の伝説や話をこよなく愛してきた。イギリスの銀細工師は世界でも最高のレベルにあるので、それに匹敵するような平凡ではない私の大好きな財宝を反映させた作品を銀で作ってみたかった。私が見つけた答えは、蒔絵を加飾で用いるのではなく、ボディの色として使う事であった。蒔絵を用いることで和紙や布目、レース等の質感を出すことができ、ボディが木製のため軽く、且つ複雑なデザインを用いる事も出来る。イギリスの銀細工師が作る事が出来なかった物で、イギリスと日本の文化のうまく融合した作品が作りだせたと思っている。


グループ4

"Mirth" 骨酒をすすめてくれた友人との飲み会の後、この作品のデザインが思い浮かんだ。その為、この片口は魚の形を考慮に入れて楕円形をしており、金で液体のデザインを入れてある。ボディには軽い桐を使っているが、一番壊れやすい場所の強度を上げるために足と注ぎ口には朴という固い木を使っている。強度を増すために、表面全体に麻で布着せをしており、注ぎ口のそれは二重にしてある。
"Woodland leaf"この作品のデザインは、朝降った雨のために下を向いてしまった山に自生する先端が尖った葉を見た時に閃いた。その葉の垂れ下がった先端を3本目の足にする事に大変苦労した。乾漆の作りでは強度が足りなかったので、補強が必要だった。アルミの打ち出しを試してみたが、曲線が多いこのデザインでは望むような形を成形する事が出来なかった。最終的に、私が選んだのは驚くほど強度があり、好きな形に簡単に成形できるカーボン・ファイバーだった。加えて、この素材は金属に比べて、漆の定着が非常に良かった。


スザーン・ロスさんプロフィール

1984
イギリスで美術とデザインを学んだ後、来日。漆の勉強に入る前に墨絵、書道、生け花、着付け、印鑑作りを修得
1990
大和日英基金の奨学金を受け、輪島に転居
輪島県立漆芸研修所の専修科に入学、重要無形文化財保持者の前史雄先生はじめ書先生方 から、きゅう漆、蒔絵、沈金を学ぶ
1992
専修科を卒業後、専門的な普通科に再入学し、蒔絵を中心に学ぶ一方、製図、デザイン、水彩、お茶、生け花にも取り組む
1995
普通科卒業
2004
聴講生として輪島県立漆芸研修所の普通科きゅう漆科に入学 (2006年3月まで)
2006
国際漆展入選、輪島漆芸美術館に展示される
聴講生として輪島県立漆芸研修所の普通科蒔絵科に入学し、1年間蒔絵の技法を更に研究する
2007
石川県伝統工芸展入選
2008
9年間の輪島県立漆芸研修所生活を終える
第64回現代美術展入選
石川県伝統工芸展入選
第14回金沢城兼六園大茶会展にて奨励賞を受賞
「海外で受容される漆芸品-輪島塗の技術と漆文化の研究」の申請が、文化庁文化財部伝統文化課から採択され、小森邦衛先生の指導を受けながら、平成20年度芸術団体人材育成支援事業を受容する
2009
巡回展 国際漆展・石川 2009 輪島展
第65回現代美術展入選
第50回石川県伝統工芸展入選
2010
第66回現代美術展入選
第51回石川県伝統工芸展入選
第16回金沢城兼六園大茶会展にて石川県知事賞を受賞
2011
第52回石川県伝統工芸展入選
国際漆展入選

展示

2005
三越デパート展示会 (東京)
2008
第26回朝日現代クラフト展 (東京および横浜)
2009
三国際漆展・石川 2009
第67回東京インターナショナルギフトショー
2010
漆と触れ合う20記念個展 (大阪・ギャラリーあすか)
2011
高岡美術館展示講演会 (主催: 読売新聞)
個展(広島市・ギャラリー・バザレおよび名古屋市・東急ハンズ)
「飛躍する輪島の漆芸作家たち」(輪島漆芸美術館)


<ロスさんからのメッセージ>
ロンドンの美術館で日本の江戸時代の美術工芸作品を見て以来、漆は私の情熱の対象となりました。私はその時までそのような美しさにふれた事がほとんどありませんでしたが、私の心をとらえて離さなかったのは、空間の中で星のようにきらめく金や貝の象嵌が施された漆の持つ豊かで落ち着いた奥深さでした。
私は、愚かにも3カ月から6カ月で漆工芸を修得できるであろうと考え、1984年に日本にやってきました。漆を何とか習得しようと努力しつつ早20年がたちましたが、その20年間で私が本当に学んだものは、自分自身についてでした。この漆という興味の尽きない工芸の分野において私が一つ一つ地道に発見していくと、その下に更に尽きない幾つもの学ばねばならないもの、興味深いものがある事がわかりました。私は、漆のすべてを自分のものにしようという想いを断念し、その代わりにこの芸術が美や神、そして自分自身を探し求める、生涯をかけた探究であると実感しています。やがていつかは、忍耐によって漆のすべてが明らかになる日が来る事でしょう。

<ロスさんのワークショップ>
スザーン・ロスさんの指導によるワークショップが3月31日(土)に予定されています。詳細については、工芸館HPでお知らせ致します。お楽しみに!

2012.02.03 Traditional Art & Craft of Ishikawa