ホーム > プログラム > ニュース

2015年

新幹線金沢開業特別企画展「金沢仏壇ひとり展」

本企画展は、金沢仏壇伝統工芸士会有志の方々と石川県立伝統産業工芸館により2013年4月にスタートした「工芸館 x 金沢仏壇 プロジェクト 」の最初の成果をお披露目するものです。
このプロジェクト参加者第1号の方がおよそ1年半の歳月をかけ、2014年冬についにMy仏壇を完成させました。

「自分仕様の金沢仏壇を自分の手で作ってもらう」という体験プログラムで果たして素人の方にどのような仏壇が作れるものか。
もちろん参加者がすべてを自分一人で作れるわけではありませんが、金沢仏壇の7工程をそれぞれの職人さんから教えてもらい、体験しつつ職人さんとほぼ1年半の歳月をかけて完成させた作品をその制作過程とともに職人さん達のコメントも含めて紹介します。
3月14日の新幹線金沢開通により、多くの方々が石川を訪れることでしょう。
この企画展が、県内だけでなく県外の方々にもこのプロジェクトを知って頂き、参加して頂く契機となる事を、そして、頑張ればここまでできるという事を見て頂ければと思います。

<出展者>

佐藤さん(千葉県在住)

2015.03.04 Traditional Art & Craft of Ishikawa

「宇賀和子さんワークショップ - 磁器で作るキャンドルホルダー」

2015.03.10 Traditional Art & Craft of Ishikawa

企画展「8 x 8 x 8」

「8 x 8 x 8」は、現代生活に合った植物を楽しむための器/容器を作り手に提案してもらう事を意図した企画展で、タイトルの「8 x 8 x 8」は、「最大の大きさが8cmの立方体の中に収まる物」という事を意味しています。
「使う」という事に焦点を当てたこの企画展では、今の住宅事情に合った使いやすいアイテムを紹介しています。従来型の花びんでは:
1.花瓶を置くスペースの確保が難しい。
2.装飾品として花瓶を飾る事が少なくなっている。
3.家庭で楽しめる植物の種類が以前と比べて多様になってきている。

生活空間に植物を置く事で、日常生活をより快適にしようと考える方も多いのではないでしょうか。
どこにでも置け、場所を取らず、空間をさりげなくおしゃれに演出でき、道ばたや庭の雑草をさしても様になる、そんな175点の作品をご覧に入れます。

会場では、49人の出展者ごとに個別のスペースを用意し、作り手が書いた ①想定している具体的な置き場所 ②どのような植物のための容器か ③制作意図 を掲示する事で、それぞれに植物を入れた姿を想像しながら見学して頂けるように作品が配置されています。どうかゆっくりとお楽しみ下さい。

<出展者>(あいうえお順)

相川繁隆、青柳江実子、浅野恵理子、李 一烈、伊藤 彩、岩﨑晴彦、内田健介、榎本千冬、奥田康夫、河上真琴、木澤孝則、金 至児、金 正逸、木村知幸、木村悠希、小池夏美、小島裕平、柴田有希佳、芝山佳範、島田章生、杉原木三、関 真弓、竹下 努、タナカユミ、玉井智昭、寺嶋綾子、中川 豪、中平のり子、中平美彦、中矢嘉貴、名雪園代、野田里美、野村絵梨花、架谷庸子、引持玉緒、廣瀬由利子、福島祐紀、藤田紗代、船木大輔、本多絵美子、前田直紀、丸山 薫、三上 想、宮脇まゆみ、村井大介、村井陽子、本江和美、森本悦子、吉岡正義(49名)

<作品紹介>

今回展示される作品のいくつかを作者のコメントと共に紹介します。作品はすべて、縦・横・高さが8cmの立方体に収まる大きさとなっています。
① 具体的な置き場所  ② どのような植物のための容器か  ③ コメント

・柴田有希佳
  1. ① 風の通るところ
  2. ② 花びら、葉っぱ
  3. ③ 桜の花びらを散らすと「春の川」。紅葉した楓を浮かべると「秋の川」にもなりましょう。風の通るところに置いてください。揺れる四季の川面を感じて下さったら幸いです。
・小池夏美
  1. ① 玄関
  2. ② 身の回りの草花
  3. ③ 普段は何となく見ている庭の雑草や道端に咲く花も、心が晴れやかなときに見る花はいつもより美しく感じたり、子供が散歩道で摘んだ雑草は何だか特別な草にみえたりします。そんな草花を飾って楽しんで頂きたいです。
・岩﨑晴彦
  1. ① 机の上
  2. ② 身の回りの草木
  3. ③ フタ付の花器使う時は乾山変わりにフタを利用して花を生けてもらい、使わない時(花がない時)はフタを閉めインテリアとして置いてもらえばいいかなと思い制作しました。
・前田直紀

日常に野の花などミニ花器として。明るいところで使って もらえると一層の華やかさの演出になるかと思います。

・野田里美
  1. ① 玄関、テーブル、キッチン、トイレ
  2. ② 庭や身の回りの何気ない草花を。
  3. ③ 散歩の途中、庭にある何気ない草花。
    それを摘んでちょんと挿す。そんな日常を何気なく楽しんで頂けたらと思います。
・河上真琴

普段僕の部屋に花瓶はないけれど、たまに道端で目に留まった花を摘んで机の隅に活けてみることがある。その年にほんの数日ほどだけ僕の部屋には一輪挿しが現れるのだが、でもそれはあるとないとでは大違いの数日なのだ。よくよくみると小さな野草ほど姿かたち可憐にして葉肌きめ細かく、花弁を覗き込めば緻密さ極まりその儚さいよいよ薫り立つ。そういうのは部屋に活けてじっくり愛でて初めて気付くことである。この花器は普段は引き出しに入る大きさで、チタン製なので丈夫で錆びず仕舞いぱなしに具合がいい。花も真っ直ぐ活けられる。

・タナカユミ
  1. ① 本棚の間、玄関先やリビングのテーブルの上にチョコンと置いて、好きな花をチョコンとさして。
  2. ② 散歩でみつけた小さな野花や庭先の花を気軽にさして。
  3. ③ 日々庭先の草花を一輪ずつ小さな小瓶に刺して並べています。散歩で見つけた小さな野花やヒュルルと延びた蔦など、お気に入りを選んで摘んで帰ります。私の作った作品は、絵の中から飛び出たような壺たち。草花をいけてもいけなくても絵になるよう作りました。
・本多絵美子(チームものけん)
  1. ① 勉強机や職場のデスク
  2. ② サボテンや多肉植物
  3. ③ モノコルは、普段捨てられるワインやシャンパンのコルクを再利用した植木鉢です。コルクという素材は吸湿性、防腐性があり、サボテンや多肉植物を育てるのに適しています。モノコルをより楽しんでもらう為に、木と陶の台を制作しました。木の台は、マグネットで着脱が可能になっています。陶の台はモノコルを優しく支えてくれます。モノコルが、あなたの勉強机や職場のデスクを癒してくれることでしょう。
・李 一烈
  1. ① 床の間又は色が単調な空間
  2. ② 鮮やか色の花1本をフローラルフォーム(オアシス)に挿して花瓶の穴に入れる。
  3. ③ 花の生き生きとした生命感を活かす為の一輪ざしです。無機質で色気のない空間に置いた方が良いでしょう。
・引持玉緒
  1. ① キッチン・食卓・パソコンデスク・玄関
  2. ② 子どもが通学路で摘んでくるような野の花
    (たんぽぽ・しろつめ草・猫じゃらし・ 野菊)
  3. ③ HANADOME-C:摘んでしまうと手の中で萎んでしまう野の花。
    いっときの花を小さなガラスの器に飾るための花留めです。
    キッチンの片隅に捨てがたくとってあったプリンカップと合わせて使います。
    漆だからと気を張ることなく、ガラスの器を水洗いするだけの簡単なお手入れで お使いいただけます。
    子どもたちが摘んできたお花をおろそかにしていた反省を込めて。。。
・玉井智昭
  1. ① 想定している置き場所:リビングテーブル
  2. ② 野に咲く花
  3. ③ 本作品は、「家族団らんの場」・「一人暮らしの方でもホッと一息つける」場所として考えられる、リビングテーブルに置くことを想定して製作しました。ちょっとした野に咲く小さな花でも、四季を感じ・匂いを感じ、かつ空間演出を担う要素の一つにもなると思います。今回の作品に花を生けて、新たな良き生活空間の手助けとなれば幸いに思います。(本作品の水受けは、ペットボトルの再利用です)

2015.03.26 Traditional Art & Craft of Ishikawa