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2013年

工芸館 x 金沢仏壇 プロジェクト

仏壇プロジェクト参加者が制作した厨子

2013年4月からスタートするこのプロジェクトは、「自分仕様の金沢仏壇を自分の手で作ってもらう」という究極の体験プログラムです。もちろん参加者がすべてを自分一人で作れるわけではありませんが、金沢仏壇の7工程をそれぞれの職人さんから教えてもらい、体験しつつ職人さんと一緒にMy仏壇を完成させるという内容です。
東京や大阪など、全国から金沢にお越しいただき、本格的なモノづくりに挑戦していただくことを目指しています。ぜひ自分で仏壇を作ってみたいという方の挑戦をお待ちしています!

「工芸館 x 金沢仏壇 プロジェクト 」の概略
◆ プロジェクトタイトル :
「作ってみまっし!My仏壇」
◆ コンセプト:

1.「自分の希望にそったオリジナル仏壇を作りたい」という想いを伝統工芸士が制作を
  指導し、手伝うことで形にするという究極の体験プログラムを提供。
2. 仏壇制作に用いられている伝統工芸技術への理解を、実践を通して深めていただく。
3.最低でも半日は各工程の体験をしていただく。
◆ 参加者 :

1.それぞれの工程作業を理解し、意欲的に取り組みたいと思っている方なら、
  年齢や性別に制限はありません。
2.希望者は最初に工芸士によるコンサルテーションを受け、
  そこで双方が合意に達した場合にのみ、この体験プログラムに参加していただく。
3.全行程を短期間で体験することはできないので、
  金沢へは数回来ていただくことになる。
◆ 費用 :

作るものや材料によって、金額は変わるため、参加者の要望を聞きながらコンサルテーション時に価格提示をする。価格は、加飾なしの小型のもので5万円から、7工程をすべて入れたシンプルなもので20万円~で、この料金には、材料費、工芸士による指導料、工芸士の行う作業料金が含まれています。交通費、宿泊費など、滞在に必要な個人経費は含まれません。
◆ 問い合わせ及び申し込み先 :

石川県立伝統産業工芸館 TEL: 076-262-2020
「作ってみまっし!My仏壇」事務局 FAX: 076−291ー3202


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<つくってみまっし! My仏壇・事務局伝統工芸士さんからのメッセージ >
金沢は「伝統的工芸品・金沢仏壇」の産地でもあります。しかしながら昨今の住宅事情や、生活様式の変化から仏壇の需要が減り、職人の仕事が無くなり、後継者育成や伝統技術の保持・継承が危ぶまれる状態です。「何を作れば売れるんやろか、買ってもらえるんやろか?」10年前、いやもっと先から私たち職人が話し合って来た課題です。

皆で力を合わせて展示会も開催しました。でも成果はありませんでした。
なにをすれば良いのか、解らぬまま年月ばかりが経ち、諦めの声が上がり始めた頃の平成23年7月、石川県伝統工芸士大会が輪島市で開かれ、講演会で石川県立伝統工芸館・柳井副館長のお話を聞く機会がありました。その講演の中で、
「お客様の欲しい物を作らなければ売れません」
「何でも作れば売れるというものではありませんよ」
と聞いた時、以前職人仲間が「私たちの仕事を理解してもらう為に、お客さんに仕事を見てもらえばどうか」と言っていたのを思い出しました。
「お客さんが欲しいものを、自らの手で作る」のを私たち職人がお手伝いしたらどうだろう?
突拍子も無い事を思いつき、柳井副館長に相談したところ、
「良い考えです。興味を持つ人は必ずいます。企画を練り上げて是非やりましょう。」
この言葉に発奮して、職人仲間に説明、呼応した仲間とプロジェクト名を決め、リーフレット作りを始めましたが、そこは素人、柳井さんにアドバイスやご指導を戴きながら1年9ヶ月、「関心を持ったお客様に金沢まで来ていただき、職人の仕事場で作業をしていただく・弟子入り体験型物造り」「つくってみまっしMy仏壇」のプロジェクト骨子が出来上がりました。

この企画は私たち職人にも未知の体験であり、どんなものを作る事になるか予測不可能ですが、
受け継いだ技術と経験を活かしご要望に答えたいと考えています。
話すことの苦手な職人もいます、話すことが嫌いで職人の道を選んだ人もいます。
でも仕事に打ち込む姿はきっと参加者の方々を魅了することと思います。
多くの方の挑戦をお待ちしています。

つくってみまっしMy仏壇・金具 杉林孝幸



<プロジェクトに参加する伝統工芸士さんからのメッセージ 1>
蒔絵では、あらゆる場面で漆を使用しますので、かぶれ対策として使い捨ての手袋を使用して行うことが、良いと思われます。
作業としては、原図通りに蒔絵筆で図案を描いて、漆塗装面の上に転写して下絵を作ります。また、細かく砕いた青貝や卵殻を、花や葉の形に作ったり、金の粒を幾何学模様にしながら漆の上に貼り付けます。 慣れない作業なので、素人の方には、相当根気が必要になりますが、その分達成感が得られるかと思います。

蒔絵 出井 由美子



<プロジェクトに参加する伝統工芸士さんからのメッセージ 2>
この企画は、お客様に製作過程を体験していただき、オリジナル仏壇を作る、というのが目玉の企画ですが、彫刻は大変切れる刃物を使うため、刃物を使い慣れない方の体験は難しいかもしれません。そこで、この工程は見学のみの場合もお受けしますが、「是非やってみたい」と言う方はカットバン持参で!

彫刻 横井吉則


2013.08.13 Traditional Art & Craft of Ishikawa

「作る人⇄使う人」

会 期:
2013年9月4日(水)-10月28日(月) 最終日は15:00まで
共 催:
石川県立九谷焼技術研修所
展示室:
1F エントランスホール展示スペース
展示品:
約270点
出展者:
李 一烈、今村公恵、岡田絹代、小野内俊夫、川合孝知、金 至児、久手川利之、佐藤 剛、
島田彰生、竹内瑠璃、武田朋己、田村星都、津田幹子、弦巻玲子、出口和美、道場八重、
東 早苗、船木大輔、山﨑裕理、山下紫布 (敬称略、アイウエオ順)

tsukau_06.jpg 一人一人の出店者には、専用のコメントボードが作品のすぐ横に用意されています。
来館者(使う人)がコメントを書いてくれます。


この企画展では、石川県立九谷焼技術者自立支援工房に焦点を当て、現在の自立支援工房入居者
および自立支援工房を巣立っていった今までの入居者の作品を紹介するとともに、この企画展という
スペースを、作り手と使い手のコミュニケーションの場にする仕掛けをしています。

ご覧になる方々には、研修所で学び、身に付けた技術をどのように自身の作品として具現化しているかを見て頂くとともに、展示スペースを、作品を展示するだけの空間として捉えるのではなく、
作り手と使い手、又、使い手どうしのコミュニケーション・スペースとするために、展示を見て
くれた方々が直接コメントを書き込むことが出来る大きなボードを設置しています。会期中には作者も来館する為、書かれているコメントに対して作者のコメントを書き加えてもらいます。企画展の
スペースをネットの掲示板ならぬアナログ掲示板とし、今一番必要とされている作り手と使い手との間のコミュニケーションを図りたいと考えています。どうか多くの方々に見て頂き、皆様の感想や
ご意見を聞かせて頂けますよう、お願い致します。それこそが求められる明日の作品作りに反映
されるのですから。



◆ 併催イベント

1.船木大輔さんワークショップ「赤呉須を彫って作ろうMYペア小皿」

本企画展の出展作家・船木さんに教えてもらいながら、自分の想いを形にしてみましょう。赤呉須に彫りを入れて作るペア小皿、秋にピッタリのアイテムです。


日時:
9月14日(土) 10:00 am-12:00 noon
場所:
工芸館1F
講師:
船木大輔さん
内容:
赤呉須が塗ってある直径10cmの小皿2枚に、少し太めの竹串で彫を入れる事でオリジナル
デザインの小皿を作ります。自分のデザインをあらかじめじっくりと考えてきて下さい。
定員:
10名
料金:
2,000円(材料費・着払いでのお届け希望の場合の送料は含まれていません)
予約:
電話かメールにて事前にお申込み下さい。
TEL:076-262-2020 / Eメール:info@ishikawa-densankan.jp
完成品のお渡し :
彫を入れた皆さんの作品は、船木さんが焼いてくれます。2週間後に工芸館へ取り    に来て頂くか、着払いでのお届けとなります。

武田朋己さんワークショップ「染付けボウルに挑戦!」

本企画展の出展作家・武田朋己さんが教えてくれる染付のボウル作りに挑戦してみませんか。自分の作った染付の器でサラダやパスタを食べられるなんて最高でしょう!


日時:
10月12日(土) 14:00-15:30
場所:
工芸館1F
講師:
武田朋己さん
内容:
染付体験です。素焼きのボウルに呉須で絵付けをします。
自分のデザインをあらかじめ考えてきて下さい。
定員:
15名
料金:
2,700円(材料費・着払いでのお届け希望の場合の送料は含まれていません)
作品サイズ:
長い方が約20cm、短い方が約17cm、高さが7.5cmの楕円形のボウルです。
  サラダやスープパスタ、野菜の煮つけなど、色々に使えます。
予約:
電話かメールにて事前にお申込み下さい。
TEL:076-262-2020 / Eメール:info@ishikawa-densankan.jp
申込み締切り:
9月30日
完成品のお渡し:
絵付けをした作品は、武田さんが焼いてくれます。1カ月半後に工芸館へ取りに来て    頂くか、着払いでのお届けとなります。

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左:染付前 右:染付後(イメージ)


2013.08.27 Traditional Art & Craft of Ishikawa

九谷の青と赤

上:市松文 大皿(福島武山)
中央:色絵吉祥獅子文 八角皿(山本長左)
下:赤絵細描鐘馗図九角皿(山本芳岳)


会 期:
2013年9月3日(火)-10月30(水) 最終日は15:00まで
展示室:
2F 第4展示室
展示品:
63点
出展者:
敬称略、アイウエオ順
<染付> 上出長右衛門窯、竹内智恵、三浦晃禎、宮吉由美子、山本長左
<赤絵> 織田恵美、福島武山、見附正康、山本芳岳
※ 上記出展者のお弟子さんの出品有り:
種田真紀、渡嘉敷愛、山野智恵子、山本秀平、吉光芳隆(以上、山本芳岳弟子)
有生礼子、河端理恵子、架谷庸子、林美佳里、吉村茉莉(以上、福島武山弟子)



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約350年の歴史を持つ九谷焼は、伝統的に上絵付けに力を入れてきており、時代ごとに様々なスタイルが作り出されてきました。先達の技術を継承し、自らの工夫を加えることで他に類を見ないほどの多種多様な作風が生み出されてきたと言ってよいでしょう。この企画展では、九谷焼の中でも現代生活の中で大変親しみやすい赤絵と染付を紹介します。それぞれの特徴をご覧いただくとともに、自分の住空間にも置いてみたい、日常生活でも使ってみたいと思っていただければ幸いです。

この企画展では、又、それぞれの出展者が育てている若手職人さんの作品も紹介しています。師匠に叱咤激励されつつ日々モノづくりに励んでいる若者の作品もぜひご覧になって下さい。



◆ 併催イベント

竹内智恵さんワークショップ「染付柄のカードを作ろう!」

本企画展の出展作家・竹内さんに教えてもらいながら、伝統的な染付柄をカードに筆で描き、オリジナルカードを作ります。作品は、もちろんそのままカードとして使えますが、額に入れればとても素敵なお部屋のインテリアにもなります。秋の午後を過ごすには最適なワークショップです。ふるってご参加ください。


日時:
9月28日(土) 14:00-16:00
場所:
工芸館1F
講師:
竹内智恵さん
定員:
10名
料金:
700円(材料費)
予約:
電話かメールにて事前にお申込み下さい。
TEL:076-262-2020 / Eメール:info@ishikawa-densankan.jp

福島武山・赤絵を語る -ギャラリートーク & デモンストレーション -

企画展の出品者の一人である福島武山先生が、九谷の赤絵細描について、又、自らの作品について語るとともに、デモンストレーションも行います。赤絵細描の第一人者から直接話を聞き、その技を目にするまたとない機会です。ぜひご参加下さい。


日 時:
10月20日(日) 13:30-15:00
場 所:
工芸館2F 第4展示室
参 加:
参加は無料ですが、工芸館の入館料大人¥250が必要です。
定 員:
20名(先着順に受け付けます)
申込み:
工芸館へ電話かメールで申し込んで下さい。
TEL:076-262-2020 / Eメール:info@ishikawa-densankan.jp

2013.08.27 Traditional Art & Craft of Ishikawa