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2011年

アルミの古代魚水族館

会 期:
2011年7月1日(金)− 9月6日(火)
展示室:
1F エントランスホール展示スペース
作品数:
魚16種17点 + 制作過程が分かる資料 3点 + コモドオオトカゲ


夏休み、工芸館1階はアルミの魚が泳ぐ水族館に変わります。深沢優典さんが作る古代魚はすべて原寸大で、木型にアルミを張って制作されています。制作日数は魚の大きさや形態の複雑さによって異なりますが、小さなもので1か月ぐらい、大きなものになると2年以上かかるものもあります。魚の頭部を作るのが最も難しく、この部分のアルミ加工には多くの時間と熟練の技術が必要です。リアリティーを追及し、丹精込めて作られたアルミの美しい魚体をゆっくりとお楽しみ下さい。実寸大のコモドオ オトカゲが正面入口で皆様をお迎え致します!




ご覧いただける魚達

シーラカンス、ポリプテルス エンドリケリー、レッドテールキャット、ドラド、プロトプテルス エティオピクス、ネオケラトドウス、アリゲーターガ--、カリフォルニアドチザメ、ジムナーカス、ピラルク、ロイヤルナイフ、シルバーアロワナ、アミア・カルヴァ、アジア・アロワナ、アラスカサーモン(アラスカサーモンとドラドは古代魚ではありません)


※上記作品の一部は販売も行っております。詳しくはこちらのページへ。


< 深沢優典さんの紹介 >

東京生まれの東京育ち。幼い頃より何かを作る事が好きで、絵画コンクール荒らし だったとか。古代魚を作り始めたのは今から10年前で、そのきっかけとなったのは 友人が営むアルミ工場で見たアルミ片。そのアルミ片が魚の鱗に見えたことから、 魚の制作を思いついたそうです。もともとアマゾンや熱帯のジャングルに興味を持 っていたことから、郷愁にも似たロマンを感じさせる古代魚制作を思い立ったそう です。現在は自営の仕事に追われる傍ら、様々な作品作りに没頭しています。

2011.06.24 Traditional Art & Craft of Ishikawa

てぬぐいWONDERLAND

会 期:
2011年7月2日(土)− 7月31日(日)
展示室:
2F 第4展示室
作品数:
62点


 毎日の生活の中で様々な用途に使われる手拭い。この手拭いの歴史は古く、平安時代にまでさかのぼる事ができ、神事などの装身具として使われていたようです。手拭いが生活必需品として庶民の生活に欠く事の出来ないものとなったのは、綿の栽培が日本各地で行われるようになった江戸時代だと言われています。明治に入ると、「注染」という染色技術が考案され、複雑な図案も染められるようになりました。

木綿の平織りで長さのある手拭いは、現在でも様々な用途に使われています。家事や伝統芸能、剣道などのかぶり物、鉢巻きやバンダナ、ハンカチやふきん、贈物や記念品としてだけではなく、最近は若い世代を中心にインテリアや包装などにも使われるようになってきています。

手拭いは、その魅力が若い世代から再発見されたアイテムと言ってよいでしょう。この企画展では、型染作家、北村紗希さんが「型染め」という古くからある技法で染めた手拭いを紹介します。江戸時代に流行した手拭いの柄を競い合う「手拭い合わせ」の再現の様なこの企画展をぜひお楽しみ下さい。


< 北村さんからのメッセージ >

 古くから親しまれてきた「てぬぐい」。素材の木綿は、吸湿性がよく家事や身支度など、さまざまな用途で生活に活用されてきました。 また何度も使い水をくぐらせるうちに、色や手ざわりがなじみ、やさしく姿を変化させていきます。

古典模様、季節の様子、花、生活の中の道具やお化けなど35cm x 90cmのてぬぐいの中に、型染の技法を用いて色鮮やかに染め上げました。生活の中にちょっとした楽しさをはこんでくれる「てぬぐい」。お気に入りの一つを見つけていただければ幸いです。


< 型染めうちわのワークショップ >

型染めの型を使って白地の紙うちわに模様をつけ、オリジナルのうちわ制作をします。
型染めの基本を教えてもらいながら、自分だけの1本を創って下さい。うちわこそこの夏一番の節電アイテムです!

日時:
7月17日(日) 10:00−12:00 / 13:00−16:00
場所:
工芸館1F
講師:
北村紗希さん
参加:
¥300(材料費)
予約:
必要ありません。直接工芸館へお越し下さい。



< 北村紗希さんプロフィール >

1984年
石川県生まれ
2003年
石川県立工業高等学校・工芸科 卒業
2005年
金城大学短期大学部・美術学科・染色ファッションコース 卒業
2006年
金城大学短期大学部・美術学科 研究生 修了
金沢卯辰山工芸工房 染工房入所
2007年
第22回石川の現代工芸展 現代工芸石川会会長賞
2008年
第64回現代美術展 入選
2009年
金沢卯辰山工芸工房 染工房 修了
第24回石川の現代工芸展 テレビ金沢社長賞
2010年
第49回日本現代工芸美術展 入選
2011年
第50回日本現代工芸美術展 現代工芸新人賞
第67回現代美術展 入選 


現在自宅にて制作活動中

2011.06.24 Traditional Art & Craft of Ishikawa

山中漆器・復刻「古代椀百選」展

会 期:
2011年8月2日(火)〜 2011年9月28日(水)
展示室:
2F 第4展示室
作品数:
山中の職人により復刻された古代椀100点


石川県立伝統産業工芸館では、山中漆器・復刻「古代椀百選」展を山中漆器連合協同組合のご協力により2ヶ月間に渡り行います。身近なようでだんだんと普段の生活から遠のいていく漆のうつわ。そんな中で、一番よく使われているものは何と言っても「椀」でしょう。本企画展では、「漆椀百選」(荒川浩和編著)及び「時代椀大観」(松田権六・羽野貞三編著)を参考資料として、山中の職人が総力を挙げて復刻した日本各地の銘椀100点を展示します。「椀」の原点に立ち返ると共に、再現された椀に「用の美」を再発見して頂ければ幸いです

◆ 作品提供及び協力: 山中漆器連合協同組合


<山中漆器連合協同組合からのメッセージ >

建造物から工芸品まで日本の文化を語る上で漆を欠く事は出来ませんが、日常生活用 品としては現代生活の用を外れたものも多くあります。そうした中にあって「漆椀」 は今に至っても日本の食生活に確固たる位置を保っています。「わん」には椀、碗、鋺 など様々ありますが、木偏の椀は日常食器として塩分や酸にも侵されず、手触り、口 触り、保温性、手にした時の重量感など、その用をなすものとして最も優れているの ではないでしょうか。

ここに復元された古代椀の銘品百点は名著「漆椀百選」上下巻(編著 荒川浩和)、「時 代椀大観」(編著 松田権六・羽野貞三)を参考資料とし、その内容は古くから各地に 伝わる椀をエックス線透視などの科学的手法により丹念に調査されたものであり、木 地の選別、形状、下地の手法、塗り、蒔絵等、すべての工程において、数多くの先人 の経験と伝統に培われた、椀としての究極の条件を満たしているものばかりです。

現代生活の中で、最も生活に密着した器のひとつとして「椀」がありますが、ややも すれば市場性や経済効率にのみ重きを置いたものも見受けられます。漆椀百選の再現 は「椀」の原点に返って用の美を見直すという意味において貴重な体験を提供できる ものと言えるでしょう。

◆ 工芸館ミュージアムショップでのコラボ作品販売について

7月に当館で企画展を行った型染め作家、北村紗希さんが今回の企画展「山中漆 器・復刻「古代椀百選」の為に「椀」をモチーフとしてデザインした工芸館オリ ジナル手拭いを制作してくれます。期間中ミュージアムショップにて販売を行い ますので、併せてご覧下さい。

2011.07.22 Traditional Art & Craft of Ishikawa